神奈川

候補予定者、街へ 各陣営、参院選へ動き加速

2016年6月2日

 通常国会が閉会した一日、県内でも参院選(二十二日公示予定)に向け事実上の選挙戦がスタートした。神奈川選挙区(改選数四)で立候補を予定する各候補者らは、街頭に立つなどして有権者にアピール。与野党乱立となる神奈川で、各陣営は動きを加速させた。(参院選取材班)

 「政治の安定こそが将来必要な施策につながる。景気回復、社会保障の充実、安心して子育てできる社会のために全力で汗を流す」

 午後七時半前、帰宅途中の会社員らが行き交う横浜市内の私鉄駅前で、与党新人は自らの名前と政策を繰り返し訴えた。「とにかく現職が強い。名前を覚えてもらうしかない」と表情を引き締めた。

 与党現職は閉会後、都内で公務を中心にこなした。選対幹部は「これまで政府が進めてきた経済政策が焦点。憲法改正や社会保障もテーマだが、経済が前提だ」として、「当選に向け最善を尽くす」と力を込めた。

 一方、野党現職は国会が終わると、この日に合わせて茅ケ崎市内で計画していた決起大会の会場に直行。午後七時半過ぎ、詰め掛けた支持者約七百五十人に向かって「私たち庶民の暮らしは苦しくなるばかり。自公政権の政策が間違っているからだ」と政権批判を展開。「政治の方向性を変え、額に汗して働く皆さんの生活を良くするため、取り組みたい」と支持を訴え、大きな拍手を浴びた。

 野党新人は夕方、横浜市内のJR駅前でマイクを握った。約千人の支持者らを前に「憲法違反の戦争法を必ず廃止に追い込む決意だ。子育てしやすい社会、子どもたちが夢をあきらめなくていい社会をつくっていきたい」と声を張り上げた。党幹部も応援に駆けつけ「自民公明を少数に追い込む戦いを」と訴えた。

 神奈川選挙区の主な立候補予定者は、自民公認の現職三原じゅん子氏(51)、民進公認の現職金子洋一氏(53)、民進公認の現職真山勇一氏(72)、公明公認の新人三浦信祐氏(41)、共産公認の新人浅賀由香氏(36)、おおさか維新公認の新人丹羽大氏(39)、社民公認の新人森英夫氏(44)、自民推薦の無所属現職中西健治氏(52)。

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