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【東京新聞の本】

山のリスクと向き合うために

  登山におけるリスクマネジメントの理論と実践

山のリスクと向き合うために

村越 真/長岡健一 共著
1,944円 (本体価格1,800円)
ISBN 9784808310035

B5版 並製 192P

ご注文はこちらから [在庫:有り]

絶対に安全な山などない。

だから知っておくことがリスク回避の第一歩だ。

 

 6000mを超える高峰に、酸素ボンベも確保ロープも持たずに登る山野井泰史氏をはじめとするアルパインクライマーたちは、死と隣り合わせの冒険が怖くないのだろうか。そこからどうやって無事生還しているのだろうか。彼らのリスクマネジメント方略を明らかにする研究から、不確実さに満ちた山のリスクに対処するための実践的な指針が得られた。

 本書は、彼らのリスクマネジメントについての研究を核に、一般登山者が山でのリスクに向き合うための理論から実践までを、山岳遭難についての豊富な資料に基づき解説するとともに、登山者がそのスキルを能動的に高めることができるアクティブラーニングの手法を提案する。また、登山者は山でのリスクに対してどのような責任を負うべきなのか、公共はどこまでそれを助けるべきなのだろうか。「自己責任」という曖昧な言葉でこれまで見過ごされてきた山のリスクへの責任の取り方やリスクの意義についても考える。

    

【著者紹介】

村越 真(むらこし・しん)  

1960年静岡市生まれ。静岡大学教育学部教授・同学部附属静岡小学校校長。国立登山研修所専門調査委員他登山・アウトドアスポーツの組織役員やイベント・ディレクターなどを務める。専門は認知心理学、リスクマネジメント。複雑な自然環境の中で発揮される人間のナヴィゲーション能力やリスクマネジメントスキルの研究を行っている。成果を研究論文・書籍としてまとめる一方で、学校での安全教育から、各地の岳連や登山団体、一般向けのナヴィゲーションスキルやリスクマネジメントの講習まで、幅広い実践活動を行っている。またアウトドアスポーツイベントでのリスクマネジメント担当として活動者の安全を確保する活動を行っている。

  

    

長岡健一(ながおか・けんいち)  

1954年高崎市生まれ。UIAGM認定/国際山岳ガイド、国立登山研修所/山岳救助主任講師(2014年)、アルパイン・ガイドオフィスNAGAOKA代表、ゼネラル・マウンテンガイド・アカデミー主宰。20代より山岳スキーや山登りを始め、その後の狩猟経験から沢登りを始める。国内外を問わずガイディングや技術講習を行っている傍ら、山岳救助隊長経験から山岳におけるレスキュー技術を研究・講習している。最近では未来の有望な山岳ガイドを育てるべく、ハイキングからアルパインまで総合的にガイド育成活動を行っている。