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【東京新聞の本】

ベルリンの奇跡

  日本サッカー煌きの一瞬

ベルリンの奇跡

竹之内響介 著/賀川 浩 監修
1,728円 (本体価格1,600円)
ISBN 9784808310066

四六判 上製 280P

ご注文はこちらから [在庫:有り]

1936年のベルリンオリンピックでの1勝は

日本サッカー進撃の合図のはずだったのだが……

 

 1936年のベルリン大会でオリンピックに初参加したサッカー日本代表は、優勝候補のスウェーデンを破り、ヨーロッパ中を驚かせた。「ベルリンの奇跡」と呼ばれる伝説の戦いだ。だが、四年後に予定されていた東京五輪は第二次世界大戦のため中止となり、代表選手四人も戦禍に巻き込まれ死亡した。人材を失った日本サッカー界は戦後、長く低迷を続けることになる。

 チームの主将・竹内悌三氏もシベリアに抑留され、再び日本の土を踏むことはなかった。その娘、東京タワーのライトアップなどで知られる著名な照明デザイナーの石井幹子さんは2011年、父も訪れたベルリン・ブランデンブルグ門を日独交流150周年記念イベントとして光の映像で包んだ。テーマは「平和」。偶然で片づけられない運命の糸で結ばれていた父娘も、もう一つの奇跡だ。

 本書は「ベルリンの奇跡」に至るまでの道のりや時代背景、選手の特性、周到な戦術、貴重な証言、試合経過などの事実を積み上げ、奇跡ではなく、勝つべくして勝ったのだと記す。さらに竹内悌三と娘の時を超えた邂逅を描くことで、平和であってこそのサッカー、スポーツ、そしてオリンピックなのだと訴える。

 監修は日本人で初めて国際サッカー連盟会長賞を受賞したサッカージャーナリスト・賀川浩氏。

   

【著者紹介】

竹之内響介(たけのうち・こうすけ)

1959年、東京都に生まれる。日本大学を卒業後、CM制作会社を経て94年よりフリーのCMディレクター。仕事のかたわらシナリオセンターでドラマを学び、城戸賞、日本放送協会創作ラジオドラマ大賞のファイナリスト。小津安二郎記念短編映画祭、ショートショートフィルムフェスティバル入選。小説に『見上げてごらん夜の星を』『生前父は』など。ノンフィクションに『神様のなみだ』。

  

【監修者紹介】

賀川浩(かがわ・ひろし)

1924年、神戸市に生まれる。神戸一中、神戸経済大(現・神戸大)、大阪クラブな どでサッカー選手。全国大会優勝、東西対抗出場、天皇杯準優勝などの経験をもつ。52年からスポーツ記者、75年から10年間のサンケイスポーツ編集局長(大阪)などを経て現在フリーランスとして、現役最年長記者。2010年日本サッカー殿堂入り、2014年に神戸賀川サッカー文庫を開設し、2015年にはFIFA会長賞を受賞。著者として『90歳の昔話ではない。古今東西サッカークロニクル』(東邦出版)など多数。