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【2001年3月 渡良瀬有情】

わたらせ未来基金

撮影・文 堀内洋助


 40年後に渡良瀬遊水地にコウノトリを生息させる事を目標とする、わたらせ未来基金の発足会が11日、藤岡町遊水池会館で開かれ50名が参加。昨年5月と今年1月の渡良瀬遊水池シンポジウムで提案された国土交通省のグラウンドデザイン、住民協議会のエコミュ−ジアム・プラン、飯島博さんのわたらせ未来プロジェクトの共通点を具体的に実現するために、住民の会をまず発足させた。

 同会代表には、霞ヶ浦と遊水地という関東平野の二大湿地にコウノトリの復帰を提言する「霞ヶ浦・北浦をよくする市民連絡協議会」事務局長の飯島博氏。事務局長は、日本野鳥の会会員の千野繁氏。会計は、渡良瀬エコミュ−ジアム・プランを提言する「渡良瀬遊水池を守る利根川流域住民協議会」の猿山弘子氏。以上の3名が役員に選ばれた。

 具体的な活動事業として2月末から今月上旬、藤岡二中・古河三小・五小・七小で学校ビオト−プを造成した。遊水地の土壌で池を作り、埋土種子を発芽させる。この環境教育で観察したデ−タを東京大学鷲谷いづみ教授の研究室に集め、成果を湿地の再生に活用していく。 来月22日には、足尾の山に遊水地のヨシを敷いて、緑化事業に参加する。渡良瀬川の上流と下流の交流を深める計画だ。

 自然環境の保護と湿地の再生を図り、10年後にハクチョウ、20年後にマガンとオオヒシクイ、そして40年後にコウノトリが遊水地に舞うという。その時、私は86歳。見れないかもしれないが、夢と希望を与えてくれる。

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