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【2006年6月 渡良瀬有情】

初夏の足尾

撮影・文 堀内洋助


第67回目・足尾銅山と山霧

 夜明け前、足尾銅山は山霧に包まれていた。次第に霧は消えてゆき、主峰の備前楯山と足尾製錬所が現れた。銅山の広さは東西3・5キロ、南北4・4キロ。坑道の長さは約1200キロもあったという。

 かつて日本一の銅山は明治に、鉱毒事件を発生させた。国は鉱毒を沈殿するため下流に遊水地化を計画。1906年、谷中村が廃村となった。

 七月一日に廃村百年を迎え様々な催しが予定される。6月30日から7月2日まで、藤岡町文化会館で「渡良瀬遊水地 谷中メモリアル100」を開催。30日のフォーラムは申し込みが必要。問い合わせは渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団=電0282(62)1161=へ。

 現在、佐野市郷土博物館は「田中正造と谷中村」、茨城県古河歴史博物館は「谷中のくらし」を開催中。

「渡良瀬の色」番外−1

 初夏を告げるエニシダの花が鮮やかに咲く急斜面を、夏毛のニホンジカが通り過ぎた=日光市足尾町で

「渡良瀬の色」番外−2

 国の特別天然記念物コウシンソウのかれんな花が庚申山の岩壁にひっそりと咲いていた=日光市足尾町で

「渡良瀬の色」番外−3

 土壌を失った渡良瀬川源流の山は、岩山となって異彩を見せていた=日光市足尾町の松木沢で

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