【詳報】野党「横暴なやり方は悪質」と辞任求める 西村大臣「責任果たす」と否定 内閣委員会

2021年7月14日 12時54分
西村康稔経済再生担当相

西村康稔経済再生担当相

  • 西村康稔経済再生担当相
  • 菅義偉首相
 衆院内閣委員会は14日、新型コロナウイルス対策をめぐり閉会中審査を開いた。酒類の停止要請に応じない飲食店との取引停止や、金融機関からの働きかけを求める要請を相次ぎ撤回するなど迷走している。内閣委員会などの模様を詳報する。

 11:50 都の誓約書「踏み絵」、西村氏「都考えの理解できる」

 山尾志桜里氏(国民民主)は、政府が酒類販売事業者への取引停止要請を撤回したことに関連して質問した。
 東京都の中小企業向けの月次支援給付金で、申請に必要な誓約書に、酒販売事業者が休業や時短の要請に応じない飲食店を把握した場合は、その店と取引を行わない旨が書かれていると指摘した。山尾氏は「極めて強権的で実効的な踏み絵のような評価をされてもおかしくない。当然、撤回されるべきだ」と問いただした。
 西村氏は誓約書の一文について、「いま認識した」として、「東京都と特段のやりとりはしていない。都の考え方も理解できる面がある。しっかり確認したい」と述べるにとどめた。

11:40 河野氏、ワクチン不足は「自由経済」が原因?

 足立康史議員(維新)は、ワクチン接種の進行状況について「有事では国が地方に対して指揮命令をしたほうがいい」と指摘。河野氏は「私が全権を持っていたら1日100万回で線を引いていたと思うが、今は各自治体がそれを遥かに超えて1日140万回くらい打っている。各自治体の特色で考えるのはすごく大事」と答弁。「冷戦でソ連の計画経済が西側の自由経済に負けたのは、そこではないか」と独特な表現で、ワクチン不足の状況を説明した。

11:20 西村氏「強い思いから出てきた」

 塩川鉄也氏(共産)は「法律を踏み越えるような横暴なやり方は悪質だ」指摘し、西村氏に「コロナ対策の司令塔をの責任を果たしていない。辞任をすべきだ」と迫った。
 西村氏「強い思いから出てきたもの。不安を与えてしまったということで撤回をさせていただいた。コロナの感染拡大防止に全力に取り組むことで責任を果たしたい」と辞任を改めて否定した。

 11:00 丸川氏、無観客の払い戻しは「チケット代のみ」

 後藤祐一議員(立民)は、東京五輪が無観客開催に決まったことに伴うチケットや宿泊費、交通費などキャンセル代の補償について質問。丸川珠代五輪相は「大会組織員会で検討しているという認識。現状ではチケット代のみが払い戻しと伺っている」と答えた。また、無観客による全体の収支への影響について丸川五輪相は「パラリンピックの観客の有無が決まらないと見通しが立たない」と述べた。

 10:15 河野氏「ワクチン予定通り」

 自民党の下村博文政調会長が新型コロナウイルスのワクチン供給について「足らないという風評が広がっているのは事実だ」と発言したことに関連し、河野太郎行革担当相は、ワクチンは「予定通り入ってきている」と強調した。
 一方で、全国知事会からは「市区町村は国の方針に基づき接種に全力を挙げてきたのに、はしごを外されて混乱している」と提言され、現場はワクチン不足を訴えている。
 この点を今井氏から問われると、河野氏は「知事会のおっしゃる通り。具体的な供給計画をお示しすべきだった」と陳謝した。

9:50 西村氏「私の責任」「誤りだった」と認めるも辞任否定

 今井雅人議員(立民)は酒類取引停止要請の撤回について菅首相の責任を追及。西村氏は「(要請の内容は)私の責任で内閣官房と関係省庁と調整の上でできあがった」「具体的な要請の内容は私の責任」と繰り返し、菅首相をかばった。一方で「発出連絡は間違いだったか」という問いには「撤回したということなので誤りだった」と認めた。
 さらに今井議員は「私の責任としきりに仰っているが、そこまで自分がやったと言うならば責任は重い。辞任されたほうがいい」と迫ったが、西村氏は「経済対策を打つこと、感染拡大を抑えるのに全力を挙げることで責任を果たしていきたい」と述べ、辞任を否定した。

9:45 西村氏、飲酒対策は感染防止に効果ある

 浜村進議員(公明)は、飲食店への酒類提供の取引停止について質問した。浜村氏は「役所を含めて反省しているので、これ以上いいたくない。法律に基づいた行政措置としてはぎりぎり保っている」と指摘した上で、「酒類の提供停止は感染防止に効果があるのか」と尋ねた。
 西村氏は「飲食店のクラスターは依然として多く、飲酒と関連するクラスターは、飲酒と関係ない飲食店のクラスターの約2倍の件数」と答弁した。スーパーコンピューター富岳のシミュレーション結果でも感染リスクが高いことを挙げた。

9:30 衆院内閣委員会始まる

 衆院内閣委員会が始まった。自民党の藤原崇議員、公明党の浜村進議員、立憲民主党の今井雅人議員、後藤祐一議員、共産党の塩川鉄也議員、日本維新の会の足立康史議員、国民民主党の山尾志桜里議員が質問する。
 新型コロナ対策で、政府が飲食店との酒類取引を停止するよう金融機関や酒類販売業者に依頼し、撤回した問題について、西村康稔経済再生担当相は「可能な範囲でお願いするという趣旨だった。不安を与えて誠に申し訳なかった」と陳謝した。
 藤原崇議員(自民)の質問に答えた。西村氏は「強い思いからの発言だった。決して融資を制限する趣旨ではなかった」と釈明。その上で「優越的地位の乱用には該当しないと考えている」と答えた。

9:00 菅首相「お詫び申し上げる」

 菅義偉首相は官邸で、新型コロナウイルス対策で酒類販売事業者に対し、酒類提供を続ける飲食店との取引をしないよう要請したことについて「多くの皆様に大変ご迷惑をおかけした。私からもおわび申し上げたい」と陳謝した。

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