「足立区滅びる」発言を議事録から削除へ LGBTで問題発言の自民区議が申し出
2020年10月19日 16時12分
LGBTなど性的少数者を巡り、東京都足立区の白石正輝区議(79)=自民=が、同性愛が広がれば足立区が滅びる、との趣旨の発言をし批判を浴びている問題で、足立区議会は19日、白石氏から発言の一部を取り消す申し出書が提出されたことを公表した。20日の本会議で許可されれば、「足立区は滅んでしまう」などの白石区議の発言が議事録から削除される見通し。区議会ホームページの動画からも関係部分は削除されるという。
白石区議は20日の本会議で一連の発言について、謝罪する方針。
申し出書は15日付で、白石区議は「L(レズビアン)だってG(ゲイ)だって法律で守られているじゃないかなんていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう」など主に3カ所について取り消しを求めた。「普通の」結婚という部分も3カ所含まれている。
白石区議は9月25日の区議会一般質問で、LGBTに関して問題発言をし、認識不足や差別的だとの批判が相次いだ。今月6日に鹿浜昭議長と区議会自民党が厳重注意。12日には、鹿浜議長が本人から謝罪と発言撤回の申し出があったと明らかにしていた。
取り消しを申し出た発言内容は、足立区議会のホームページ内にあるPDFの11枚目、12枚目から確認できる。
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