新春浅草歌舞伎 舞台の華やぎを芝居絵で 観光連盟がHPなどで公開

2021年1月23日 07時18分

HPなどで公開されている菅原伝授手習鑑(車引き)の芝居絵

 毎年一月に浅草公会堂(台東区)で開催されてきた「新春浅草歌舞伎」がコロナ禍で今年は中止になったことから、浅草観光連盟は今月、所蔵する過去の公演の「芝居絵」をホームページ(HP)などで公開した。担当の川上千尋副会長(71)は「浅草歌舞伎の伝統をつなぎ、来年以降につなげたい」と話す。(井上幸一)
 新春浅草歌舞伎は一九八〇年に始まり、尾上松也さんらが出演した昨年、四十周年を迎えた。
 当代の尾上菊五郎さん、中村吉右衛門さん、坂東玉三郎さん、故十八代目中村勘三郎さん、息子の当代中村勘九郎さん、七之助さん、故十代目坂東三津五郎さん、故十二代目市川団十郎さん、息子の当代市川海老蔵さんら、人気の歌舞伎俳優が若くして大役を演じて芸を磨き、「若手役者の登竜門」と呼ばれてきた。
 公演時には公会堂の正面に、その年の出し物の「芝居絵」が毎年飾られ、新春の晴れやかなムードを演出してきた。観光連盟では、うち十数枚を保管していた。連盟では第一回として「清元三社祭」「菅原伝授手習鑑(てならいかがみ)(車引き)」「連獅子」をアップ。順次、別の絵も紹介していくとしており、HPのほかに連盟の観光情報サイト「365ASAKUSA」でも楽しめる。
 川上さんは「公演がない今年は、地元の商店街と連携し、過去の芝居絵やポスターなどを展示して浅草歌舞伎の歴史をたどる企画を考えていた。緊急事態宣言の再発令でそれも中止にした。ネット上で、芝居の気分を少しでも味わっていただければ」とPRしている。 

芝居絵に誘導するHPを示す浅草観光連盟の川上千尋副会長=台東区で

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