部活動は中止なのに? 緊急事態中も五輪テスト大会実施 組織委会長「安全優先で」

2021年4月23日 22時39分

記者会見する東京五輪・パラリンピック組織委の橋本聖子会長=23日、東京都中央区で(代表撮影)

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は五輪開幕まで3カ月となった23日の記者会見で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の発令期間中でも東京大会の運営リハーサルとなるテスト大会を実施する方針を明らかにした。「コロナ対策を今まで以上にして、安全安心を最優先で開きたい」と述べた。
 5月9日に国立競技場で開催される陸上のテスト大会は、無観客になることが発表された。選手向けのコロナ対策をまとめた「プレーブック(規則集)」第2版も来週公表すると明言した。
 焦点となる観客数の上限に関しては、組織委や政府、東京都、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の代表者による5者協議を来週開催する予定で「一定の方向性を分かりやすく示したい」と述べた。最終決定を6月まで先送りする案などを議論する見通し。関係者によると、5者協議、プレーブックの公表とも28日で調整している。

◆「組織委として中止考えていない」

 大会開催の可否を問われると「組織委として中止は考えていない」と重ねて強調。一方で「不安はたくさんある。開催したいとの思いがあっても、(国民に)理解いただけるか自問自答している」と心境を語った。「もし私自身が現役の選手であれば自国開催の大会には出たい」とも話した。
 会見に先立ち、23日の東京都内の講演では、IOCのバッハ会長が緊急事態宣言と東京五輪との関連性を否定し、批判が高まっている問題に触れ「決して東京大会と(緊急事態宣言の)発出が全く関係ない、とは思われていないと思う」と語り、真意が伝わっていないとの見解を示した。(共同)

関連キーワード

PR情報

政治の新着

記事一覧