河村たかし氏が5選、名古屋市長選 横井氏ら破る リコール不正の批判しのぐ

2021年4月25日 22時58分
名古屋市長選で当選が確実となり、支援者から水をかけられる河村たかしさん

名古屋市長選で当選が確実となり、支援者から水をかけられる河村たかしさん

 名古屋市長選は25日投開票され、現職の河村たかし氏(72)=減税日本推薦=が当選を確実にし、新人の元市議長横井利明氏(59)=自民、立民、公明、国民推薦=との事実上の一騎打ちを制した。1期目途中の辞職に伴う出直し選を含め、5回目の当選。市では戦後の公選制導入以降初めて4期目を務める市長となる。投票率は42・12%で、前回を5・22ポイント上回った。
 自民出身の横井氏を共産も支援し、横井氏側の各党が支援組織をてこ入れして組織戦を展開したが、知名度で勝る河村氏が退けた。ただ両氏は接戦で、河村氏の得票率は、いずれも圧勝だった過去4回を下回るとみられる。
 選挙戦では、昨年の大村秀章愛知県知事へのリコール(解職請求)運動を巡る河村氏の行動を、有権者がどう評価するのかも注目された。河村氏はリコール運動を支援し、その後、署名偽造問題が発覚。選挙戦で河村氏は不正への関与を一貫して否定したが、一定の批判票が横井氏に回った。
 新型コロナウイルス対策も争点になり、河村氏は経済振興策として、スマートフォンの電子決済サービスによる買い物で、1人当たり最大2万円分のポイントを還元すると公約に掲げた。
 戦後の名古屋市長の在任期間は杉戸清、本山政雄、西尾武喜、松原武久の各氏と、河村氏の3期12年が最長だった。

関連キーワード

PR情報