<新型コロナ>緊急事態の東京などから熱海に観光客流入 「宣言の実感ない」「出社してるのに旅行するなはおかしい」

2021年4月26日 07時17分

観光客が行き交う商店街=熱海市で

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、東京都など四都府県に、緊急事態宣言が発令された。初日の二十五日、首都圏から近い県東部では、観光客や買い物客が普段通りに行き交う姿が見られた。 (山中正義、上田融)
 熱海市では、観光客がJR熱海駅前の足湯に入ったり、商店街を散策したりしていた。
 「正直言って緊急感がなく、周りも自分も慣れてしまっている。周りに感染者もいないし、実感ない」。東京から友人と観光に来た二十代の会社員女性は、宣言の効果を疑問視した。熱海への旅行は一カ月前から予約していたといい、「出社はして、休みの時だけ外出するなというのもおかしい。旅行だけを楽しみにしていた。キャンセルにしたくなかった」と話した。
 駅前の商店街で干物店と料理店を営む小林雄人さん(52)によると、商店街の人の流れは、宣言の発令前後で大きな変化は見られないという。この日、午前中には一部の人気店では行列もできていた。「『来て』とは言えないけど、店が厳しいのに変わりはない。来た人には感染対策をして迎えるしかない」
 沼津港やアニメの舞台への「聖地巡礼」の観光客が多い沼津市。沼津駅前には、若者グループらの姿があった。東京から来て沼津港に食事に行くという男性(27)は「せっかくの休み。感染予防に気をつけながら楽しむ」と話していた。
 頼重秀一沼津市長は「県内も変異株感染者が確認され予断を許さない。リスクの高い行動は自粛をお願いしたい」とするメッセージを出した。

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