「浅草橋を歩く。」2周年 コロナ禍なんの 地元情報いっぱい ディープな魅力、ネットで発信

2021年4月27日 07時07分

「浅草橋を歩く。」のホームページ

 「浅草じゃないよ、浅草橋だよ」。こんなキャッチコピーで台東区南部、浅草橋エリアの話題を伝えるインターネットの地域メディア「浅草橋を歩く。」がスタートから二周年を迎える。飲食店のリポート、観光ガイド、「粋人」らへのインタビューなど、地域の情報を深掘り。同じ区内には浅草、上野と、有名観光地があるが、コロナ禍にあって、浅草橋ならではの独自の魅力発信を続けている。 (井上幸一)
 サイトは、地域で雑誌、書籍、動画などを制作する編集プロダクションの「伊勢出版」(浅草橋一)が運営。浅草橋かいわいは、浅草寺への街道沿いにあって、玩具問屋を中心に商人の町として発展、飲食店も豊富だ。「江戸時代創業の老舗から、個性的な新興店まで点在し、他の街に比べても、だいぶ面白い」と、同社の伊勢新九朗代表(39)。二〇一九年五月に編集のノウハウを生かして立ち上げた。
 三色ライスが名物の洋食店、コーススタイルの焼き鳥店など、取材した飲食店は百を超える。コロナ禍にあって、マップで紹介するなどテークアウト情報も充実させた。
 インタビューには、行列のできる中華料理店「水新菜館」の寺田規行オーナー、つくだ煮店の「小松屋」の四代目の秋元治さん、「鮒(ふな)佐」五代目の大野佐吉さんらが登場。オーダーメードのインクや、クラフトビール、チョコレートづくりなどを記した「おとなの社会科見学」もある。

「小松屋」4代目の秋元治さん(左)を取材する伊勢新九朗さん=台東区で(伊勢出版提供)

 「コロナで世界は一変した。浅草橋でも閉店した店もあり、外国人観光客の需要もなくなった」と現状を語る伊勢さん。それでも「今後は地域で経済を回すことが注目される。サイトが街のさまざまな組織の橋渡し役になって、団結して何かできるようになれば」と前を向く。自身が映画の専門学校出身のため「浅草橋を舞台にしたオムニバスの短編映画をつくれたら」との夢も。その際のテーマも「浅草じゃないよ、浅草橋だよ」とするつもりだ。
「浅草橋を歩く。」はこちら

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