伊東市、上告しない方針 メガソーラー訴訟 市長「実質勝訴」

2021年4月27日 08時00分
 伊東市八幡野で計画されている大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を巡り、事業者が河川の占用を不許可とした市の処分を取り消すよう求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁が市の控訴を棄却したことについて、小野達也市長は二十六日の会見で「実質的な勝訴」と述べ、上告しない方針を示した。
 二十一日の判決では、手続き上の不備を理由に、処分の取り消しが相当と判断された一方、市長の裁量権の乱用は否定されるなど、市側の主張が認められた。メガソーラーの建設に市長の同意を求める市条例の適用を巡っても、条例施行前に着工したとする事業者側の主張を退け、一審静岡地裁が条例の適用外とした判決を覆した。
 こうした内容を踏まえ、小野市長は「本判決を歓迎する」と述べた。上告しなければ、五月六日に判決が確定し、不許可処分が取り消されるが、市は再度、不許可処分とする方針。
 判決への小野市長の見解を受け、事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社(伊東市)は「真摯(しんし)に受けとめ、今後の方針を決めたい」とした。 (山中正義)

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