<科学編>原発にたまる水 海へ流すと決定

2021年4月28日 07時48分

東京電力福島第一原発内にならぶ、処理水(しょりすい)などをためたタンク=1月

 10年前に事故(じこ)を起こした東京電力の福島第一原発では体に有害な放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)をふくむ水がふえていて、特別な機械をつかってきれいにしています。しかしトリチウムという物質は取りのぞけないので、大きなタンクを1000基(き)以上つくってため続けていて、量は約125万トンもあります。このままでは満杯(まんぱい)になってしまうため、政府(せいふ)は海に流すことを決めました。
 トリチウムは体への害は小さいとされており、2年ほど準備(じゅんび)した後、海の水で十分にうすめてから流す計画です。しかし漁師(りょうし)さんたちは、まちがったうわさが広がり水産物が売れなくなる「風評被害(ふうひょうひがい)」が起こるとして強く反対しています。
 菅義偉首相(すがよしひでしゅしょう)は会議で「(第一原発を取りこわす)廃炉(はいろ)を進めるのにさけては通れない課題だ」と説明。今後、風評被害をふせぐ取り組みを始め、それでも被害が出れば東電がお金をはらってつぐないます。

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