尾身会長、東京五輪の開催「議論やるべき時期」分科会へ正式な依頼なし

2021年4月28日 19時16分
新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(共同)

新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(共同)

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は28日の衆院厚生労働委員会で、東京オリンピック・パラリンピック開催について「組織委員会など関係者が感染のレベルや医療の逼迫状況を踏まえて議論をしっかりやるべき時期に来ている」と述べた。
 尾身氏は政府から分科会に五輪開催の是非への意見を求められたかと問われ、「個人的に、私には2、3度あり、つい最近もあった」と明らかにした。分科会への正式な依頼はないという。
 尾身氏は政府に伝えた意見として「世界では発展途上国も含めて感染が非常に広がっているのは事実。リスクは当然ある。感染の状況、医療の逼迫状況を考えた上で、国民に知らせるのが組織委員会、関係者の責任でないかと申し上げた」と述べた。
 変異株の拡大については「水際のコントロールを強めにした方が良い」と訴えた。政府は一日の入国者数を平均2千人に抑える方針だが、尾身氏は「いまより減らす方向で考えてほしい」と求めた。
 立憲民主党の長妻昭氏と早稲田夕季氏への答弁。 (共同)

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