「五輪開催の基準は?」書面でも答えず 本紙の再質問に菅首相

2021年4月29日 18時48分
記者会見で質問のため挙手する記者たち =23日、首相官邸で

記者会見で質問のため挙手する記者たち =23日、首相官邸で

 政府は28日、菅義偉首相の23日の記者会見で指名されなかった報道機関が提出した質問に書面で回答した。本紙は会見で指名され、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で東京五輪・パラリンピックを開催する判断基準について質問したが、首相は明確に答えなかった。そのため、本紙は書面で再質問したが、回答はなかった。
 首相官邸の担当者は「会見場で答えたことが全て」としている。首相会見は「1社1問」に限られ、答えが不十分な場合でも追加質問を認めていない。本紙は会見で再質問を求めて挙手していた。
 京都新聞は書面の質問で「会見は1人1問で、不明な点を再質問できないため、会見を見ている国民はすっきりしない」と指摘。会見での本紙などの質問を受ける形で、開催可否の基準を聞いた。首相は「国際オリンピック委員会(IOC)は今年7月から開催することを既に決定しており、この方針は各国のオリンピック委員会とも確認している」と、会見と同様の主張を繰り返した。
 23日の会見は幹事社を含め15人が質問し、54分で終了。政府は指名されなかった7社に書面で回答した。(清水俊介)

関連キーワード


おすすめ情報