「貧しいけれど、豊かさ感じた」 中米パナマの島、伝えたい 立川で9日まで絵本原画と飾り布作品展

2021年4月30日 07時17分

原画が飾られた会場で作品の説明をする久我さん=いずれも立川市で

 中米パナマ・サンブラス諸島の生活を描いた絵本「みんなまつりモラモラ」の原画と現地の伝統的な衣装の飾り布「モラ」の作品展が五月一日、立川市柴崎町四のアーティスティックスタジオLaLaLa(ラララ)で始まる。同月九日まで。 (竹谷直子)
 サンブラス諸島はカリブ海の約三百六十の島々からなり、数万人の先住民族クナ族が暮らす。絵本は、世界九十カ国以上を旅したリトグラフ作家の久我通世(つせ)さん(76)=国分寺市=が一九八七年に同諸島を訪れ、現地の人々と交流したことをきっかけに作った。
 作品展では、絵本の原画約四十点を展示。南の島で人々が舟をこいだり、ハンモックに乗って過ごしたりする様子を描いた。クナ族が、人や魚、鳥などを表した手作りのモラの布三十五点も飾られている。

展示された伝統的な衣装の飾り布「モラ」

 久我さんは「現地の人は、ヤシの葉で作られた屋根に白い砂の床をはだしで生活していた。ポリオ(小児まひ)など障害者を差別しない風習もあり、貧しいけれど、豊かさを感じた。作品から豊かさを伝えたい」と話した。
 作品展は午後一〜六時まで。入場無料。五日には米国の作家ヘンリー・ミラー(一八九一〜一九八〇年)の元妻で、ピアニスト・歌手のホキ徳田さん(87)のピアノ弾き語りがある。午後二時、同五時の二回で、各三千五百円。申し込みはメール=2carnival@gmail.com=へ。

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