同性愛の象徴が、LGBT抑圧の与党議員に? ロシアのお騒がせデュオ元「tATu」の出馬意向にファンは「失望」

2021年4月30日 11時30分
「統一ロシア」の地方事務所でポーズを取るジュリア氏=本人のインスタグラムから

「統一ロシア」の地方事務所でポーズを取るジュリア氏=本人のインスタグラムから

 【モスクワ=小柳悠志】2000年代に世界的人気を誇ったロシアの元女性デュオ「tATu(タトゥー)」のジュリア氏(36)が28日、9月の下院選で政権与党「統一ロシア」から出馬する意向を表明した。タトゥーは同性愛のイメージをアピールすることで話題になったが、性的少数者(LGBT)を抑圧する政権側につくことに失望の声が上がっている。タス通信が伝えた。
 ジュリア氏のインスタグラムには「同性愛を嫌悪する政権与党から出馬するのはあり得ない」「失望した」と批判コメントが書き込まれた。一方、統一ロシアの議員からは「彼女は正しい道を選んだ」と歓迎する声が上がっており、6月初旬に党の候補者に決まる可能性がある。
 ロシアではLGBTのパレードを阻止するため、2013年に「同性愛宣伝禁止法」が成立。一部の地方政府は同性愛者を拘束したり、拷問にかけており、欧米諸国が「人権弾圧」と非難している。

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