「テロリストの国軍いらない」 ミャンマーで若者ら抗議 クーデターから3カ月 暴力の支配常態化

2021年5月2日 20時27分
2日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで行われた国軍への抗議デモ(提供写真、ロイター=共同)

2日、ミャンマーの最大都市ヤンゴンで行われた国軍への抗議デモ(提供写真、ロイター=共同)

 【バンコク=岩崎健太朗】国軍統治に反対するミャンマーの若者らは2日、全国一斉デモを呼び掛けた。クーデターから3カ月が過ぎて暴力による支配が常態化。この日も国軍側は警官を私服で配備し、デモ隊を見つけ次第逮捕した。地元メディアによると、北部カチン州、シャン州、北西部ザガインで国軍側の発砲があり少なくとも5人が死亡した。
 弾圧を受けて最近は大規模な抗議は減っていたが、早朝から各地の街頭に若者らが集結。取り締まりを避けながら行進し、「テロリストの国軍はいらない」と訴えた。ヤンゴンの20代の女性は「民主的な国を求める思いは、暴力で抑え込めないことを思い知らせる」と語った。
 あらためて「抵抗がやむことはない」との意思を示すとして、米国や日本など各国在住ミャンマー人らも抗議の声を上げた。
 ヤンゴンなどではここ数日、爆発や放火が相次ぎ、4月29日には中部マグウェーの空軍基地にロケット弾が撃ち込まれるなど、再び緊張が高まっている。国軍は統治の正常化を印象付けるため、2日付の国営紙では「一部の暴徒が破壊活動を続け、反政府スローガンを広めているため、法に基づき対処している」と強調した。

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