木内信夫さん死去 元シベリア抑留者

2021年5月3日 07時04分
 元シベリア抑留者で、収容所での体験を描いた水彩画が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された木内信夫(きうちのぶお)さんが四月二十四日、老衰のため死去した。九十七歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は長男正人(まさと)氏。
 一九四四年に関東軍に入隊し、旧満州(中国東北部)で終戦を迎えた。旧ソ連のウクライナの収容所に約二年半抑留され、四八年に京都・舞鶴に帰還。二〇一五年十月、抑留体験を回想した水彩画四十点が「世界の記憶」に登録された。過酷な生活だけでなく、捕虜や現地の人々との交流をユーモラスなタッチで描き、国内外から高い評価を得た。

抑留生活を描いた木内信夫さんの絵


関連キーワード

PR情報

おくやみの新着

記事一覧