壬生の殿様気分、味わって 「御献立帳」を基に創作料理 町内7店「歴史との融合楽しんで」

2021年5月3日 07時15分

壬生藩主に提供した食事を現代風にアレンジした「壬生お殿様料理」

 壬生町で、約二百年前の江戸時代、壬生藩主に提供した食事を現代風にアレンジした「壬生お殿様料理」が好評だ。カモ肉の煮物やごぼうのスープなど、メニューはさまざま。栃木市の旧家で見つかった四代藩主鳥居忠燾(とりいただてる)の「御献立帳」が基になっており、提供する料理店は「歴史と料理の融合を楽しんでほしい」としている。
 町によると、見つかった御献立帳には、文化二(一八〇五)年の一カ月ほどの献立が記載されていた。この献立を参考に、町内の店に数日分のメニューと食材リストを提示。かんぴょうやごぼうなど、町の特産品を使って各店が「城下町らしい」料理を創作する。現在、七店が参加している。
 参加店舗の一つ、「日本料理篠」の店主篠原和彦さん(47)は「同じ献立から店ごとに違う料理が生まれるのがおもしろい。料理人の発想力が試される」と語る。篠原さんによる「壬生三万石の藩主御膳(ごぜん)」は、当時の料理を忠実に再現。遊び心で鳥居家にゆかりの滋賀県の名産、赤こんにゃくも取り入れた。客に歴史と合わせて説明すると、興味を持ってもらえるという。
 参加店舗で料理を食べるともらえる「コンプリートカード」は、カードをつなげると一つの絵になる。参加店舗は募集を続けており、町商工観光課の稲葉礼紗主事は「華やかで栄養たっぷり。みんなが満足できる料理を名物にして、町を盛り上げたい」と話した。

「壬生お殿様料理」のコンプリートカード

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