憲法に「緊急事態条項」創設、首相が意欲 自衛隊明記の必要性も強調

2021年5月3日 19時35分

菅義偉首相


 菅義偉首相は憲法記念日の3日、改憲派の民間団体が東京都内で開いたオンライン集会に自民党総裁としてビデオメッセージを寄せた。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、大規模災害時などに国会議員の任期延長や内閣の権限強化を可能にする緊急事態条項を創設する改憲に意欲を示した。9条への自衛隊明記の必要性も強調した。
 首相は、現行憲法には緊急時に対応する規定が参院の緊急集会しかないと指摘し「国家と国民がどんな役割を果たし国難を乗り越えていくべきかを、憲法にどう位置づけるかは重く大切な課題だ」と語った。
 9条改憲に関しては「自衛隊は新型コロナにも懸命に対応し国民から支持されているのに、違憲とする声があることも事実だ」と言及した。改憲手続きを定める国民投票法改正案を「憲法改正の議論を進める最初の一歩としてまずは成立を目指さなければならない」と強調した。
 集会は、保守系の「日本会議」が関与する「美しい日本の憲法をつくる国民の会」などが主催した。自民党の下村博文政調会長も出席し、緊急事態条項の創設に向け「今回のコロナを、ピンチをチャンスとしてとらえるべきだ」と発言した。(川田篤志)

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