中国当局SNSに批判殺到、投稿削除 インドのコロナ犠牲者やゆ

2021年5月3日 20時30分
中国共産党中央政法委員会公式アカウントの投稿。中国の国際宇宙ステーション打ち上げ写真(左)と、インド屋外で遺体を火葬しているとみられる写真を並べて掲載した(微博から)

中国共産党中央政法委員会公式アカウントの投稿。中国の国際宇宙ステーション打ち上げ写真(左)と、インド屋外で遺体を火葬しているとみられる写真を並べて掲載した(微博から)

 【北京=坪井千隼】中国の治安・司法部門を統括する共産党中央政法委員会が、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」上で、インドの新型コロナウイルス犠牲者をやゆする投稿をし、中国内のネットユーザーからも「やり過ぎだ」と批判を浴びている。投稿は間もなく削除された。
 政法委の公式国内向けアカウントは1日、「中国の点火VSインドの点火」との題で、先月の中国初の宇宙ステーション打ち上げの写真と、インドの屋外で、防護服姿の人が遺体を火葬しているとみられる写真を並べて掲載。コロナ制圧に成功した中国の発展と、インドの悲惨な現状を対比する意図とみられる。
 ウェイボ上では投稿に対し、「事実関係を示しただけ」と擁護する声もある一方で、「(紛争で)インドは中国の兵士を傷つけたが、一般庶民の死を冒瀆ぼうとくしてはいけない」「国と国との問題ではなく、人間性の問題だ」などと批判的な声も多い。
 中国では政府当局による、外国をおとしめる内容の投稿が相次ぎ、国内外で物議をかもしている。在日中国大使館は4月29日、米国を「死に神」になぞらえて批判する風刺画をツイッターに投稿。批判を浴びその後削除した。

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