<新型コロナ>高齢者集団接種の予約殺到→中断→中止 横浜市「多大な迷惑かけた」 想定外 あす5日の再開目指す

2021年5月4日 07時03分

集団接種の予約を巡る混乱で頭を下げる横浜市職員ら=横浜市役所で

 横浜市は三日、高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種の予約の受け付けを始めた。しかし、開始直後から申し込みが殺到し、四十五分間で中止に追い込まれた。七万五千人分の予約枠に対し、受け付けたのは二千五百八十八人分。市幹部は想定の甘さを認め、陳謝した。一方、清川村では県内で初めて高齢者への集団接種が始まり、六十人が接種を受け「早く打てて良かった」と安堵(あんど)の声が上がった。 (加藤益丈、米田怜央)
 横浜市によると、午前九時の受け付け開始直後から、インターネットの予約専用サイトを中心にアクセスが集中した。同九時四十五分に受け付けを中断し、同日中の再開を目指したが、サーバー増強に時間がかかることが分かり、午後三時に中止を発表した。予約受け付け用の電話は三百五十回線用意したが、つながりにくい状態が続いた。
 今回の予約の対象は、六十五歳以上の高齢者九十七万人のうち、八十歳以上の三十四万人。一分間で百万件のアクセスに対応できる体制を整えたが、一時、想定の二倍の二百万件のアクセスがあったという。
 市川一弘・感染症対策強化担当部長は臨時の記者会見を開き「市民の皆さまに多大な迷惑をかけた。申し訳ありません」と頭を下げた。最大アクセス数を百万件と見込んだ理由は、他自治体のワクチン予約受け付けで実績のあるシステム業者からの提案だったからとしたが「対応が不十分と言われても仕方ない。想定を超えるアクセスだった」と述べた。
 市は五日の予約受け付け再開を目指す。少なくとも二百万件のアクセスに耐えられるようにするという。開始時間などは四日午前九時をめどにホームページなどで公表する予定。

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