クラシックの「扉」開いた 平原綾香 名古屋でコンサート 本紙連載から第2弾

2021年5月4日 07時23分

渾身(こんしん)の歌唱を披露し、万雷の拍手に応える平原綾香。後ろはセントラル愛知交響楽団と指揮者の佐々木新平=CBCテレビ提供

 歌手の平原綾香(36)が本紙で連載したエッセーから生まれた公演「平原綾香と開く クラシックの扉 コンサート2021」(本紙共催)が四月四日、名古屋市の名古屋国際会議場センチュリーホールで開かれた。クラシックの名曲を解説する第一部と、平原がオーケストラと共演する第二部の二部構成で、客席を魅了した。 (樋口薫)
 第一部では、連載で紹介した曲からモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」や、ベートーベンの交響曲第六番「田園」などの名曲をセレクト。佐々木新平の指揮で、セントラル愛知交響楽団が演奏した。平原はクラシックが作中で効果的に使われた映画「ショーシャンクの空に」や、宮沢賢治の童話「セロ弾きのゴーシュ」などの話題を交えながら、曲の魅力や作曲家の人となりを紹介した。
 第二部では、オケの伴奏で平原が熱唱。ハチャトリアンの劇音楽に歌詞を付けた「仮面舞踏会」や、ホルスト「木星」をカバーしたデビュー曲「Jupiter(ジュピター)」などを披露した。
 平原は「コロナ禍でいろんなことができなくなった。音楽をやることも命懸けだが、歌えることは幸せ」と語った後、「ショーシャンクの空に」の登場人物のせりふから「人の心には、誰も奪えないものがある。それは希望だ」という一節を引用。「皆さんもそれぞれに大変なことがあると思いますが、負けないで頑張って」とメッセージを送り、感動的なステージを締めくくった。
 平原は二〇一四年から一八年まで、本紙で「平原綾香と聴くクラシックの扉」と題した記事を毎月連載、一七年に書籍化された。連載を基にしたコンサートは一九年に初開催。二回目となる今回は、来場者を定員の半分程度にするなど、感染症対策をした上で実施された。

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