宇都宮城CGで再現 江戸時代の城内をゴーグルでVR動画体験 市教委が制作

2021年5月4日 07時38分

CGで再現した宇都宮城の上空からの様子(市教委提供)

 江戸時代に将軍家の日光社参の際に休憩場所ともなった宇都宮城を、コンピューターグラフィックス(CG)で再現した動画を、宇都宮市教育委員会が作った。専用のゴーグルを着けて、当時の城内の姿を仮想現実(VR)で体験できる。 (原田拓哉)
 将軍が宿泊した御成御殿や門、やぐらなどの当時の様子をCGで再現した。ゴーグルを着けると、三六〇度のパノラマで、空中散歩しながら城内に入り込んだような体感を楽しむことができる。
 動画は約二分。ゴーグルは城址(じょうし)公園内の清明館で貸し出している。
 宇都宮市役所の十六階展望室や、隣接する宇都宮城址公園内からは、スマートフォンの専用アプリで、江戸時代の城下や御成御殿外観、本丸内部などの風景をリアルに味わえる。
 平安時代後期に築かれたとされる宇都宮城は、中世の「関東七名城」の一つに数えられる。天守閣は築かれなかったが、本丸、二の丸、やぐらなどで構成され、敷地は東西八百五十メートル、南北九百メートル。幕末の戊辰戦争で焼け落ち、本丸の一部ややぐらなどが、宇都宮城址公園として復元されている。
 市教委文化課によると、宇都宮城はまだ解明されてない点も多いが、動画は当時の文書などから忠実に再現したといい、同課の担当者は「城の規模もよく分かるので、宇都宮の魅力の再発見に役立てば」と話している。

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