「制裁は最後の手段だ」「中国は賛成しない」 国連安保理議長国の中国、ミャンマー国軍制裁決議に否定的見解

2021年5月4日 21時42分
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】国連安全保障理事会の今月の議長国となった中国の張軍ちょうぐん国連大使が3日、記者会見し、混乱が続くミャンマー情勢について「(国軍への)制裁は最後の手段だ。外交努力で状況悪化を避けられると信じている」と述べた。安保理制裁決議にあらためて否定的な姿勢を示した形だ。
 張軍氏は、安保理が4月30日に非公開会合を開き、「暴力の即時停止」などを盛り込んだ東南アジア諸国連合(ASEAN)の5つの合意事項を支持することで一致したと強調。「政治的和解が進むのを期待する」と述べた。一方で制裁決議などについては「中国は賛成しない。制裁に苦しむのは常に一般市民であり、期待通りの正しい結果を生まないからだ」とした。
 また、張軍氏はバイデン米政権が見直しを終えた北朝鮮政策について「極度の圧力ではなく、外交努力の重要性をより強調することを期待している」と表明。非核化への環境整備に向け北朝鮮への制裁緩和が必要との認識を示した。

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