津久井やまゆり園でのパラ採火 相模原市が取りやめ

2021年5月6日 20時55分
 2016年に入所者ら45人が殺傷された相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で実施予定だった東京パラリンピックの聖火採取を、市が取りやめたことが、関係者への取材で分かった。事件の遺族や被害者家族らから中止を求める声が上がっており、実施は困難だと判断した。遺族らには書面で伝え、本村賢太郎市長が7日に記者会見して説明する。

相模原市の担当者(左)に津久井やまゆり園での採火中止を求める署名を手渡す実方裕二さん=相模原市役所で

 関係者によると、4月中旬、事件で犠牲になった美帆さん=当時(19)=の遺族や重傷を負った尾野一矢さん(48)の父剛志さん(77)ら中止を求める声が相次いだことを受け、遺族や被害者家族らに意見を募った上で再検討を続けてきた。寄せられた意見には賛否両論あったが、市は決定前に遺族らに相談せず陳謝に追い込まれた経緯などを踏まえ、取りやめを決めた。代替場所は今後検討する。(曽田晋太郎)

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