<新型コロナ>横浜市ワクチン受け付け終了 「予約電話つながらない」  回線増設せず苦情相次ぐ

2021年5月7日 07時17分

ワクチンの予約受け付け終了を知らせる横浜市のホームページ

 横浜市は六日、高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種の予約について、十七日から六月六日の七万六千五百九人分の予約受け付けを終了したと発表した。市は専用サイトでのアクセス集中には対応したが、電話回線は増設しなかったため、電話で予約を試みた市民からは「一度もつながらない」といった苦情が相次いだ。次回予約は五月十日午前九時から受け付ける。 (丸山耀平)
 市によると、三日にインターネットの予約専用サイトにアクセスが集中したことを受け、体制強化して五日午前九時に受け付けを再開した。五日は予約枠の八割が埋まり、六日は午前九時から受け付けを始め、同四十五分に上限に達した。
 受け付けが終了した約七万六千人分の内訳はネットが約六万六千人分、電話が約一万人分だった。
 十日からの予約可能数は、六月二十八日から七月四日までの約二万五千人分。申し込めるのは、今回予約できなかった八十歳以上二十六万人余りのほか、四月三十日に接種券を発送した七十五〜七十九歳の十九万人が加わり、さらに狭き門となる。
 一方、市は予約受け付け用の電話は増設せず、三百五十回線のまま予約を再開した。市のコールセンターや代表電話には苦情が相次いだが、市は苦情の件数は把握していないという。
 南区の無職山田祐幸(やすゆき)さん(65)は母(89)の代わりに電話での予約を試みた。五日は午前九時から午後七時まで電話をかけ続けたが、一度もつながらなかったという。「インターネットが使えない高齢者への対応が公平とは思えない。次回も同じだと困る」と憤る。
 「予約できる年齢層が下がるにつれ人数が増え、ますます予約できないことになる。独居の高齢者が取り残されてしまうのではないか」と不安を口にする。
 青葉区の無職男性(88)も二人で暮らす妻(81)と三、五、六日と携帯電話や固定電話で二十回近くかけたがつながらなかった。「一刻も早く受けたいのに全く予約できる気がしない。知り合いはインターネットで予約できたと聞いたが、私たちのような人たちはいつになれば予約できるのか」と語った。
 市の担当者は「電話は終日つながりにくい状態だった」と説明し、今後の予約体制を検討するとしている。

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