アーツ前橋 あり方検討委を設置 作品管理など議論 今月下旬初会合

2021年5月7日 07時21分
 前橋市の市立美術館「アーツ前橋」で作家二人の遺族から預かった作品計六点を紛失した問題で、市は文化芸術関係者らが運営などを議論する「アーツ前橋あり方検討委員会」を設置すると発表した。今月下旬から月に約一回公開で会合を開き、十月にも結果を山本龍市長に答申する予定。
 美術館の住友文彦初代館長は三月末に退任し、現在は市文化国際課の田中力課長が館長を兼務。このため、検討委は館長職や組織体制を議論し、新館長の就任は答申後の十月ごろに判断する見通しを示した。
 開館して七年間の活動も検証し、現状と課題を整理する。作品の収集や保存など、美術館の運営についても話し合う。
 委員には「小山登美夫ギャラリー」(東京都港区)の小山社長や画家の金井訓志さん、中心商店街の理事長や市職員ら計九人。委員長は未定だが、さらに数人の委員を加えようと打診している。
 美術館の開館前に運営検討委員会で委員長を務め、今回も委員となったデザイン会社元社長の中島信之さんは、「アーツ前橋が何を担うべきか、明確なら今回のような事案は起きにくかったのではないか。検討委で冷静に検討していく」と話している。 (市川勘太郎)

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