<くらしの中から考える>スポーツの楽しみ方

2021年5月7日 07時30分
 暖かさが増し、体を動かすのが楽しい季節になってきました。皆さんは好きなスポーツがありますか? するより見る方が好きという人もいるかもしれませんね。1年延期された東京五輪もいよいよ2カ月半後に迫ってきました。この機会にあらためてスポーツの良さを考えてみましょう。 (海老名徳馬)

◆競技だけじゃない 散歩や遊び、観戦も

 「スポーツ」の語源はラテン語の「deportare(デポルターレ)」といわれる。もともとは「運び去る、運搬する」の意味だったが、時代とともに使われ方が変わり、「気分を転じさせる」「気晴らしや楽しみ、遊び」ということを指すようになった。
 つまりスポーツは「楽しむもの」。五輪で行われるような、勝敗や記録を競う競技だけでなく、散歩や海水浴など思い思いに体を動かす運動や遊びも、五輪やプロ野球などを観戦することも「スポーツ」だ。スポーツにはさまざまな楽しみ方がある。
 学研教育総合研究所(東京)が二〇一九年八月に小学生に聞いた調査では、「よくやるスポーツ・遊び」の一位はかけっこ、二位が水泳、三位はなわとびだった。親しみやすい運動が並ぶ一方で、ほぼ四人に一人は「スポーツはしない」と回答。学年が上がるほど、しない人の割合が増える傾向が見られた。
 体育の授業がきつかったり、他の人と比べて上手にできなかったりして、スポーツが苦手になった人もいるかもしれない。クラブや部活の厳しい練習に付いていけずにやめた人も。野球やサッカーなどの団体競技では、チームメートとレベルや考え方を合わせる難しさもあるだろう。
 どうしたら楽しく続けられるか。スポーツ指導に詳しいNPO法人(エヌピーオーほうじん)スポーツコーチング・イニシアチブ(東京)代表の小林忠広さん(28)は「目の前の試合に勝つことより、自分が将来どうなりたいかが大切。うまくいかなかったときは、今失敗して良かった、これでもっとうまくなれる、と考えて」と助言する。

◆体力をつけるため 心臓や肺の機能成長

 「人生で一番大事なのは体力。子どもの頃にスポーツで体力をつけるのがいい」と勧めるのは、ボクシングの一二年ロンドン五輪金メダリストで、プロに転向して世界王者にもなった村田諒太選手(35)=写真=だ。特に三~十二歳はゴールデンエージと呼ばれ、運動神経が急激に発達する時期。体を動かすうちに筋力や骨格、心臓と肺の機能などがより成長するという。
 「楽しければ自然と、技術を試したい、試合に出たいとなる。勝ちたいと思えば頑張る」と村田さん。「大きな試合の重圧やふがいない試合も経験して、心も成長させてもらっている。今は体や技術より、心の成長の方が面白い」と話す。

◆意見 送ってください

 どんなふうにスポーツを楽しんでいますか? 五輪で見たい競技は何ですか? 皆さんの意見を送ってください。紙面で紹介したお子さんの中から抽選で図書カードをプレゼント。応募は〒460 8511 中日新聞(東京新聞)生活部「学ぶ」係=ファクス052(222)5284、メールseikatu@chunichi.co.jp=へ。URLからワークシート兼応募用紙もダウンロードできます。21日締め切り。
https://www.chunichi.co.jp/info/nie/download

関連キーワード

PR情報

ライフスタイルの新着

記事一覧