江戸糸あやつり人形 結城座十三代目披露公演 来月「支援、芝居で恩返し」

2021年5月7日 08時03分

十三代目結城孫三郎を襲名する結城数馬=石橋俊治撮影

 江戸時代から続く劇団「江戸糸あやつり人形 結城座(ゆうきざ)」(東京都小金井市)の旗揚げ385年を記念した、「結城数馬(かずま)改め十三代目結城孫三郎(まごさぶろう)襲名披露公演」が6月2〜6日、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで行われる。上演されるのは、シェークスピアの喜劇「十二夜」をベースにした「十一夜あるいは星の輝く夜に」(翻案・演出=鄭義信)。
 結城座は昨年、コロナ禍で多くの公演が中止になったことによる収入減で存続の危機に陥ったことからクラウドファンディングを展開し、800万円余が集まったが、コロナ禍が続いていて状況は依然厳しい。
 十二代目の長男で、十三代目を襲名する数馬(42)は「クラウドファンディングの恩返しとしてできるのは芝居」と話し、「これからは先頭に立っていかないといけないという思いがある。十二代目は海外公演や新作もやってきたが、(十三代目としては)古典にも力を入れていきたい」と抱負を語った。
 襲名披露公演では十三代目として、双子のヴァイオラとセバスチャンの2役を演じる。
 結城座=(電)042・322・9750。 (山岸利行)
<江戸糸あやつり人形 結城座> 1635(寛永12)年、初代結城孫三郎が江戸・葺屋(ふきや)町(現在の日本橋人形町周辺)で旗揚げし、江戸幕府の公認で興行を行っていた。現在は、演目は古典と新作の両方におよぶ。国の記録選択無形民俗文化財、東京都の無形文化財に指定されている。
 ※公演日程は変更の可能性があります。

関連キーワード

PR情報