茨城家族4人殺傷事件、殺人容疑で埼玉の26歳男を逮捕 被害者家族との接点はなしか

2021年5月7日 21時07分

埼玉県警吉川署に入る岡庭由征容疑者(中央)=2020年11月19日、消防法違反容疑での連行時撮影

 茨城県境町の住宅で2019年9月、会社員小林光則さん=当時(48)=と妻のパート従業員美和さん=同(50)=が殺害され、子ども2人が重軽傷を負った事件で、県警は7日、夫妻に対する殺人の疑いで埼玉県三郷市鷹野4丁目の無職岡庭由征容疑者(26)=公記号偽造の罪などで起訴=を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
 県警によると、室内に物色された痕跡はなく、被害者家族にトラブルは浮上していない。岡庭容疑者と家族の接点はなかったとみられる。
 逮捕容疑は、19年9月23日午前0時40分ごろ、小林さんの自宅で、夫妻それぞれの胸と首などを刃物で複数回刺し、失血死させた疑い。
 事件では美和さんから「助けて」という110番があり、警察官が駆け付けると、2階寝室で夫妻の遺体が見つかり、上半身の正面に多数の刺し傷があった。
 子ども部屋にいた長男(14)は両足や両腕を刺され、次女(13)も催涙スプレーを両手にかけられ軽傷を負った。1階にいた長女(22)は無事だった。

夫婦が死亡しているのが見つかった住宅=2019年9月、茨城県境

 県警によると、関係者からの聴取や現場の鑑識活動などから、岡庭容疑者が関与している疑いが浮上。その後の捜査で危険物を所持しているなどの情報が入ったため、埼玉県警と合同捜査を組み、昨年11月に殺人予備容疑で自宅を捜索し、これまでに刃物や衣類など計約600点を押収した。
 同12月、自宅で硫黄約45キロなどを貯蔵したとして、さいたま地検が消防法違反の罪で起訴。警察手帳の記章を偽造した疑いで茨城県警が今年2月に逮捕、3月に水戸地検が起訴していた。 (共同)

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