自給生活、始めませんか!! 作家の新藤さんがノウハウ本 コロナ禍で関心高まる

2021年5月8日 07時54分

自給生活のノウハウをまとめた本を出版した新藤さん=高崎市吉井町で

 高崎市吉井町で自給生活を続ける作家の新藤洋一さん(57)が、著作「小さい農業で暮らすコツ」を出版した。約三十年の自給生活で培ったノウハウを写真やイラストを交えて紹介。コロナ禍で地方移住や「巣ごもり」への関心が高まる中、二月の出版後に増刷されるなど好評だ。新藤さんは「自給生活にはお金で買えないものがある」と話す。 (安永陽祐)
 富岡市出身の新藤さんは高校卒業後、都内で六年間サラリーマン生活を送った。満員電車に揺られる生活が嫌になり、二十七歳で脱サラ。石川県の農場で有機栽培を学び、三十一歳で母親の実家のある吉井町へ移住した。
 有機栽培で野菜を育て、養鶏を始めた。自給生活をしながら、収穫した野菜や卵などを使う居酒屋や総菜店、ラーメン店を営んだ。三年前に店を畳み、現在は執筆活動や自給生活を記録する映像制作に取り組んでいる。
 電気は太陽光発電、ガスは生ごみなどからメタンガスを発生させるバイオガスプラントを活用。暖房や風呂には薪を使い、家族四人暮らしで年間の光熱費は八万四千円という。
 著作では有機栽培や養鶏の仕方、鶏の絞め方などを図解。太陽光発電は配電図も示し、バイオガスプラントではれんがをドーム状に組み立てる作り方も解説した。
 薪は工務店で譲ってもらい安く調達するコツを教えるなど、自給生活に興味がある人にとって必要な情報を盛り込んだ。
 新藤さんは「いろんな方の助けを借りながら自給生活を続けてきた。今度は私が自給生活を始める人の助けになりたい」と話す。
 農山漁村文化協会出版。税込み二千二百円。県内などの書店やアマゾンで購入できる。問い合わせは新藤さん=電090(1850)8362=へ。

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