劇場や演芸場〇、映画館は×、ゴルフ練習場は「観客」50%以下…休業・時短要請で不可解な線引き

2021年5月8日 11時23分
国立演芸場の外観=東京都千代田区で

国立演芸場の外観=東京都千代田区で

 緊急事態宣言の延長決定に伴って、東京都が発表した12日以降の休業や時短営業の要請。その内容には、相変わらず首をかしげるような線引きが残った。要請内容が発表された7日夜、報道陣の取材に応じた都の担当者も「説明が難しい」と頭を抱えた。
 代表的なのは、時短要請の対象となった「バッティングセンター」や「ゴルフ練習場」だ。
 都は、当初の宣言の期限である11日までの「無観客開催」を要請。ただ「無観客は、応援する人がいなければいい」という解釈で、事実上これまで通りの営業が可能になっていた。
 今回の延長に伴って、都は収容人数を「無観客」から「50%かつ5000人以下」に“緩和”。ただそもそもゴルフ練習場などに観客がいるケースは考えにくく、影響はほとんどない。都庁内でも「意味がわからない」との声が漏れていた。
 一方、同じような施設でありながら対応が分かれたのは「劇場・演芸場」と「映画館」だ。
 現在、オンライン公演など無観客での営業のみが認められている劇場や演芸場は、12日から収容人数を「50%かつ5000人以下」であれば営業が可能に。これに対し、映画館は引き続き、営業はできない休業要請の対象となった。
 都によると、線引きは国が示した方針を基に判断。都の担当者は「何度も国に確認したが、最後まで分からない部分も残ってしまった。時間がない中で難しいところもあった」と言葉少なだった。 (岡本太)

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