点検・小池都政のコロナ対策 無所属東京みらい「時短営業の効果あったか」都議会各会派に聞く

2021年5月9日 14時17分
 新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、都議選(六月二十五日告示、七月四日投開票)まで約二カ月となった。都議会は都のコロナ対策とどう向き合ってきたのか、各会派代表者に聞いた。

◆無所属東京みらい(現有3) 森沢恭子幹事長

 −どのようにコロナ対策に取り組んできたか。
 休校・休園による子どもたちの状況を保護者にアンケートするなど、独自の調査の結果を踏まえ、都に要望を出してきた。少数会派なので速やかに意思決定ができ、議会などで独自の視点を指摘できているのではないか。
 −都議会の中でチェック機能を果たせているか。会派としての課題は。
 コロナ対策の予算案は、知事の専決処分で決まることも多い。「スピード感が大事」というのは分かるが、一方でさまざまな角度から施策をチェックし、議論することも必要だと思う。議会が開かれないことに、もどかしさを感じている。
 −コロナ対策の課題をどう考えるか。
 コロナの死者や感染者の人数だけでなく、社会の停滞感や経済の悪化、自殺者など社会全体の状況を考えて、総合的に政策を判断していく必要がある。飲食店への営業時間短縮要請などの対策は、効果をちゃんと検証し、次の対策に生かしていくべきではないか。 (聞き手・松尾博史)

◆保健所負担軽減は評価

 -小池都政のコロナ対策を百点満点で採点し、理由も教えてください。
60点 医療・検査体制の強化、中でもトレーサー班による保健所負担軽減は評価するが、宿泊施設運営や飲食店見回り等への職員配置に伴う政策立案、司令塔機能の低下を懸念する。食・住・職のセーフティーネット強化、時短要請以外の対策、積極的疫学調査の徹底も必要。

◆一人会派の採点

<生活者ネット・山内玲子さん>
50点 都の対策は、当初、知事の強い発信力が功を奏したが、矢継ぎ早に実施された措置は総括がないまま現場を混乱させ、いまだ収束に至っていない。ネットは、後遺症相談窓口の設置、訪問介護事業者のPCR検査、陽性者の子どもの預け先など実現。今後も現場の声をつなぐ。
<東京維新の会・西郷歩美さん>
30点 知事の意思決定がブラックボックスで決められている構図はコロナ対策でも変わっていない。加えて協力金の支払い遅れ、広告費の無駄遣いなど批判されるべき点が極めて多いと考える。何より、最終的に国に責任を押し付ける姿勢は批判を受けてしかるべきだ。
<無所属・上田令子さん>
0点 独自策を打ち出すことなく早期対策を怠り感染拡大、失策の埋め合わせに巨額広告費11億を支出。庁内調整もなく緊急事態宣言政府要望を出し、虹ステッカー事業等を独断専行、議会に諮らず専決処分を例年の4倍超乱発。基金残高を激減させ都債残高を激増させた。
<無所属・大場康宣さん>
75点 都民の健康と安全の確保は優先課題であり、何ものにも代えられない。経済活動との両立など初めて直面する困難な課題に対して、都議会と都は一体となって取り組み続ける。

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