深海生物オオグソクムシ こいのぼりになって青空に 沼津・ヘダトロール

2021年5月9日 15時30分

戸田漁港と御浜岬をバックに青空を泳ぐオオグソクムシのぼり=沼津市戸田で

 駿河湾の深海漁業が盛んな沼津市戸田で深海魚情報を発信する拠点「ヘダトロール」に、変わり種こいのぼり「オオグソクムシのぼり」が揚げられている。水深一五〇メートル以下にすむ深海生物が、今月中旬まで青空を泳ぐ予定だ。
 長さ約一メートルで幅約五十センチ。戸田漁協直売所の一角にあるヘダトロール脇のポールに掲げられ、戸田漁港と御浜岬を背にたなびいている。
 三月まで三年間、市地域おこし協力隊員を務め、そのまま定住した青山沙織さん(39)が、特産のタカアシガニに比べ知名度が劣るオオグソクムシのPRのため企画。アマビエのぼりなど、変わり種こいのぼりを手掛けてきたオフィスグルー(同市)などが制作した。
 戸田の深海漁業は五月中旬〜九月初旬に禁漁となるが、夏に行われるヌタウナギ漁では、意図せずオオグソクムシが捕れるという。青山さんは「熱烈なファンがいるオオグソクムシをもっと知ってもらい、夏場も戸田の深海魚が注目されるきっかけになれば」と話す。(渡辺陽太郎)

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