常陸太田市長選 宮田氏、無投票で初当選 元副市長「整備中の事業進めていく」

2021年5月10日 07時17分

無投票での当選が決まりバンザイする宮田達夫氏(左から2人目)。右隣は大久保太一市長=常陸太田市で

 常陸太田市長選が九日告示され、無所属新人で元副市長の宮田達夫氏(67)以外に立候補の届け出がなく、無投票での初当選が決まった。市は、日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の三十キロ圏に入り、再稼働の際に事前了解が求められる周辺六市村の一つ。宮田氏は任期中に、再稼働の是非の判断を求められる可能性がある。 (松村真一郎)
 届け出が締め切られた午後五時すぎ、馬場町の事務所前で開かれた祝勝会で宮田氏は「若者から高齢者までがわくわくするような市政運営をしていきたい」と抱負を述べ、支持者から花束を受け取った。会場は新型コロナウイルスの感染防止で、屋外に設置された。
 現在四期目の大久保太一市長(81)は昨年十二月、「市政刷新」を理由に、後継指名をしないまま今期限りでの引退を表明していた。
 ある市議によると、市長選の候補者には当初、宮田氏のほか複数の市議らの名前も浮上したが、副市長として二〇一四年四月から大久保市政を支えてきた宮田氏に、最終的に一本化された。
 宮田氏は、市などが市役所北側に商業施設や企業を誘致するために進めている「市東部土地区画整理事業」や、真弓町と日立市金沢町をつなぐ(仮称)真弓トンネルの整備について「完成に向けて着実に進めていく」と大久保市政の路線継承に意欲を示した。
 東海第二原発の再稼働を目指す原電は、二二年十二月に事故対策工事を終える予定。工事完了後に再稼働の了解を求める可能性がある。宮田氏は、再稼働の是非の判断については「六市村の首長でつくる会合に出席し、意見を聞いて判断していきたい」と話した。
◇宮田達夫(みやた・たつお)67 無新<1>
 (元)副市長・県産業立地推進東京本部長・県職員▽早大        

関連キーワード

PR情報