自治会加入でお得に 宇都宮市が割引サービス受けられるパスポート発行 飲食店や宿泊施設で利用可

2021年5月10日 07時17分
 宇都宮市内の自治会でつくる市自治会連合会は、自治会会員の福利厚生の一環として、飲食店や宿泊施設などで割引サービスなどが受けられる自治会パスポート「宮PASS」=写真=を発行した。低下傾向が続く自治会への加入率アップを図る狙いがある。
 サービス提供施設で提示すれば優待利用できる宮PASSは、自治会に加入している世帯ごとに配られ、世帯全員が使用できる。市内の飲食店のほか、那須塩原市の宿泊施設、那須町の遊園地など約百カ所で、ソフトドリンクのサービスや料金の割引などの特典がある。利用できる施設には、協力店を示すステッカーが掲示される。有効期間は五月から三年間。
 同連合会によると、昨年四月現在、市内の自治会への加入率は65・1%。毎年、0・7ポイント程度減少している。アパート、マンションといった集合住宅などで若い世帯の加入が進まないほか、高齢者世帯では「活動が負担になる」などの理由で退会するのが目立つという。
 自治会は夏祭りなど地域のイベントも担っている。地域コミュニティーの崩壊にもつながる自治会離れを食い止める一助にしようと、宮PASSを導入した。県内では初めての取り組みで、先進事例の相模原市のケースを参考にした。
 同連合会の夏葉恭弘事務局長は「自治会は地域の見守りの役割もあり、防災・防犯の中核にもなる。優待サービスが受けられることで、加入が進めば」と話している。 (原田拓哉)

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