公立高入試を1回に 検討委が提言 県教委、24年導入で議論へ

2021年5月10日 07時17分
 公立高校の入試制度について議論していた群馬県教育委員会の検討委員会は、前期と後期の二回に分けて実施していた現行の選抜方式を、一回にまとめる方式が望ましいとする案を報告書にまとめた。案を受けた県教委は、現在の中学一年生が受験する二〇二四年からの導入を視野に入れ、パブリックコメントを実施するなどして議論していく。 (池田知之)
 現行制度は二〇〇〇年に導入。二月上旬にある前期選抜では調査書や面接などを重視し、三月上旬の後期選抜では学力検査に重点を置いている。報告書では、現行制度について「前期選抜で大勢の不合格者が出るため、受験生への心理的負担が大きい」「受験期間が長期となり、授業時間が確保しにくい」「前期と後期で受験校を変える生徒がいて、不本意な入学の一因となっている」などを課題に挙げた。
 報告書で提案された新制度は、選抜を二月中下旬の一回に統一した。二日間にわたり、受験者全員が学力検査と面接を実施するのが望ましいとした。
 従来の調査書と面接重視の前期選抜と、学力中心の後期選抜の趣旨そのものの継承は必要としているが、選ぶ割合については、学校ごとに決める。
 また学校行事や部活動での成果だけでなく、ボランティアや特技など学校外での活動、不登校経験のある受験者の学習意欲なども多面的に評価する。中退者や外国籍の人など、より多様な学習ニーズを持つ受験生の対応が求められるとした。

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