記者のつぶやき 文化芸能部 栗原淳「うらやましいと言われるけれど・・・」

2021年5月12日 12時01分
昨年1年間に発行された新刊本は約6万8000冊。
これは毎日180冊あまりの本が世に出ている計算になります。
この中からぜひ読んでもらいたい本を選んで紹介するのが、私たち読書面担当の仕事です。
よく「本に囲まれてうらやましい」と言われます。
確かに、たくさんの本に接することができて刺激の多い仕事ですが実際、何冊も熟読する時間はありません。
毎週土曜日(中日新聞は日曜日)の読書面で紹介できる本は20数冊。
海のように広い本の世界から絞り込む作業はスピードが求められますし、重い責任も伴います。
本をピックアップする時は、記者の好みが色濃く出てしまいがち。
同じようなジャンルばかりにならないように他の文化芸能部員の意見も聞きながら本を選んでいます。
歴史ものから科学もの、マンガから学術書、小説からノンフィクションまで森羅万象がテーマの出版界が相手なので、こちらも偏りのない心で紙面を作っています。
読書面で掲載したことをきっかけに、通販大手アマゾンでの人気ランキングが上昇したり重版が決まったりと、反響があることもうれしいです。
活字離れが言われて久しいですが新聞業界、出版業界が一緒になって活字文化を盛り上げていきたいです。
※執筆記者の所属は2021年4月28日時点のものです。

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