バッハ会長の来日延期、緊急事態解除で6月に再調整 五輪組織委「できるだけ早期に訪日を」
2021年5月10日 17時20分
東京五輪・パラリンピック組織委員会は10日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が5月に計画していた来日を延期すると発表した。東京都などに発令されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言が5月末まで延長されることが決まり、期間中の訪日は困難と判断した。宣言が解除されれば6月に再調整する。
組織委は「今後、国内の新型コロナの感染状況と諸情勢を見極めながら、できるだけ早期に訪日いただく方向で再調整する」としている。
バッハ氏は広島県での聖火リレーに合わせて、昨年11月以来となる来日を希望していた。17日に広島市でのリレー式典に出席し、18日に東京で菅義偉首相や組織委の橋本聖子会長らと会談する方向で、IOCと日本側が調整を進めていた。
政府は7日に緊急事態宣言の延長を決定。組織委の橋本会長は7日の記者会見でバッハ氏の5月来日について「非常に厳しい」との認識を示していた。(共同)
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