LGBT法整備 「差別は許されない」追加の自民案に野党はさらなる修正要求

2021年5月10日 18時35分
 LGBTなど性的少数者に関する議員立法の今国会での成立を目指す自民党特命委員会は、10日に開かれた超党派議連の総会で、理解増進法案の目的に「差別は許されない」との文言を入れる修正案を提示した。
 超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」(馳浩会長)の総会で、自民側は、法律の目的に「性的指向及び性自認を理由とする差別は許されないものであるとの認識の下」と追加し、法案で「性同一性」という言葉を政府答弁で使っている「性自認」に変更する案を説明した。
 これに対し、野党側は差別や不利益な取り扱いの禁止規定の新設、自治体の施策の努力義務をより強い「責務」とすることなど再修正を求めた。
 総会後、野党側の実務者の西村智奈美衆院議員(立憲民主)は、自民修正案に「前進だと受け止めている」と一定の評価をしたが、再修正を求め、次回の議連が開かれる14日まで協議を続ける姿勢を示した。
 自民特命委の稲田朋美委員長は「(党内の理解を得るには)かなりハードルは高い」としつつ「最後のチャンスだと思っている。できる限りのことをやりたい」と成立へ意欲を見せた。 (奥野斐)

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