<新型コロナ>浦和合同庁舎にワクチン接種センター 埼玉県内65歳以上対象、計2万1000人目標

2021年5月11日 07時37分
 五月に入り、県内でも本格化しつつある高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの接種。県は十日、市町村の接種を補完するため、県浦和合同庁舎(さいたま市浦和区)に集団接種会場「県高齢者ワクチン接種センター(仮称)」を設置・運営すると発表した。今月下旬からインターネットで予約受け付けを始め、六月からの二カ月間で二万一千人の接種完了を目指す。 (飯田樹与)
 ワクチンは今月下旬に承認される見込みの米モデルナ製を使う。四週間の間隔で二回の接種が必要で、県は六月中に一回目、七月中に二回目の接種を予定している。
 センターの利用対象は県内の六十五歳以上の高齢者。六月一日〜七月三十一日(土日祝日含む)に医師と看護師計十五人体制で、一日当たり七百人の接種を見込む。二万一千人が二回受けられる計算で、対象の高齢者約百九十四万人の約1%に当たる。
 センターでの接種予約には市町村が発行する接種券番号などが必要で、専用のインターネットサイト(準備中)で受け付ける。市町村や国が設ける会場での接種と組み合わせることはできず、原則として二回ともセンターで受けることになる。体調不良などで予約者が接種できなくなった場合に備え、キャンセル待ちも設ける。
 政府は七月末までに高齢者接種を終えることを目標にしている。しかし、県によると、四月末時点で県内約二十の自治体が、七月末までの接種完了は困難と回答したという。
 また、東京都に緊急事態宣言が発令されている中、政府が都内に設置する集団接種会場を県民が利用するのは現実的ではないと判断。県独自のセンターを置き、接種が遅れる見込みの地域に優先枠を設けるなどして加速を図る。
 大野元裕知事は十日の会見で「特に遅れているところを後押しする一助になる。市町村の支援と同時に、県民の安心と医療機関の負担軽減につながると期待している」と述べた。

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