<コロナと生きる@いばらき>「感染拡大市町村」 取手など3市町追加 土浦など8市町、あす解除

2021年5月11日 07時42分
 大井川和彦知事は十日、臨時の記者会見を開き、ピンポイントで新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じる「感染拡大市町村」に取手市など三市町を追加指定すると発表した。期間は十三日から二十六日までの二週間。水戸市など四市町の指定は十九日まで延長する一方、土浦市など八市町は十二日で解除する。現在の感染拡大局面で最初に指定された水戸市などへの自粛要請は一カ月と長期化することになった。市民からは効果を疑問視する声も上がる。 (保坂千裕)
 追加指定されたのは取手市のほか、常陸太田市、境町。県は、直近一週間で人口一万人当たりの感染者が一・五人以上の市町村を感染拡大市町村に指定し、不要不急の外出自粛や全飲食店対象の営業時間短縮などを要請している。
 延長するのは水戸市のほか、古河市、茨城町、大洗町。茨城町以外の三市町は四月十九日に指定が発表され、延長は二回目。このうち水戸市は、直近一週間の感染者数が四十五人と前週の六割程度まで下がったが、人口一万人当たりでは一・六七人と高止まり。国の指標でも二番目に厳しい「ステージ3」に相当する。
 解除されるのは土浦市のほか、石岡、下妻、常総、潮来、守谷、筑西各市と五霞町。十三日以降の感染拡大市町村は十二市町になる。
 知事は現在の感染状況について「改善の方向に向かっているように見えるが、ゴールデンウイーク中の検査数の減少もある。本当の評価をするには、もうしばらく推移を見極める必要がある」と述べた。
 知事はこの日、全国知事会がオンラインで開いた新型コロナ緊急対策本部の会合に出席した。
 県が政府に要請した「まん延防止等重点措置」の適用が見送られたことについて「緊急事態宣言前の素早い措置をする制度にもかかわらず、なかなか指定してもらえない。矛盾ではないか」と指摘した上で、宣言や重点措置の指定の有無で都道府県への財政支援に差がある現状の是正を国に求めるよう訴えた。

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