気軽に料理 子ども向け教室 日野の法人「きほんの木」がオンラインで開始

2021年5月12日 06時41分
 日野市を拠点に小中学生向けの食育料理教室を開いてきた一般社団法人「きほんの木」が、オンラインの料理教室を始めた。コロナ禍で子どもを集めることが難しくなり、オンラインに切り替えた。代表理事で料理人の杉崎聡美さん(43)は「学校の調理実習の機会も減っており、改めて食生活の大切さを考えるきっかけにしてほしい」と話す。 (服部展和)

「キャベツと豚ひき肉の蒸し煮」の材料のセット。中央は料理の見本=いずれも日野市で

 食育料理教室「エコール・オカッテ」は毎月第一土曜日に開催。家族四人分の食材とレシピ、ガイドブックのセットが宅配便で届き、杉崎さんが調理する三十分前後の動画をスマートフォンやパソコンで見ながら料理する。オンライン教室の初回となった今月一日は日野市と千葉県野田市の小中学生が「キャベツと豚ひき肉の蒸し煮」に挑戦した。
 教室は二〇一七年にスタート。学校を意味するフランス語の「エコール」と台所の「お勝手」から名付けた。
 飲食店やマンションの一室を会場に地元の小中学生が学んでいたが、昨春の緊急事態宣言発令で休止。昨秋にいったん再開したものの、年初からの二度目の緊急事態宣言以降は開催できないでいた。そんな中、家庭科の調理実習を自粛する学校が多いことを知り「気軽に料理を学べるように」とオンラインに切り替えた。
 杉崎さんはフランス料理歴二十四年。ホテルのレストランなどで修業し、現在はフランス料理のケータリング事業も運営する。食育料理教室を始めたのは、コンビニ弁当を日常的に食べる子どもの姿を目の当たりにしたことがきっかけ。中小企業大学校東京校(東大和市)が一六年に起業家向けに開いた「東大和地域クラウド交流会」で食育料理教室のプランを発表して優勝し、仲間と一般社団法人を設立した。

オンライン料理教室を始めた思いを語る杉崎聡美さん

 教室で使う食材は地元の新鮮な野菜などを厳選。小学四年生以上が一人で作ることを想定し、フライパンや鍋で簡単に調理できるメニューを考案する。次回の六月五日は「豚肉とピーマンの醤油(しょうゆ)炒め」の予定だ。杉崎さんは「料理のハードルは高くなく、旬のものを食べると元気になれる。家族の分も作ることで自信につながる」という。
 一回当たりの費用は、受講料二千五百円と食材セット五千円の計七千五百円(送料込み)。自分で食材を用意する受講料のみのコースもある。問い合わせはエコール・オカッテのホームページ(https://online.ocatte.jp/)から。

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