さいたま市長選 候補者の横顔

2021年5月12日 07時15分
 県都のリーダーを決めるさいたま市長選には、新人で県労働組合連合会(埼労連)副議長の前島英男さん(68)と、四選を目指す現職の清水勇人さん(59)が立候補している。二十三日の投開票に向け、一騎打ちの選挙戦を繰り広げる二人の横顔を紹介する。 (前田朋子、近藤統義)=届け出順

◆前島英男(まえじま・ひでお)さん(68) 無
 市新民の暮らし支える

◇埼労連副議長・さいたま地区労議長(元)市教組委員長▽埼玉大
 新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)される市民生活を政治や行政が支え切れていない。そんな実感から、四年前に続く挑戦を決めた。「市政をきちんと批判する勢力がいることが大事。誰かが声を上げて待ったをかけないと」
 埼玉大を卒業後、保育士を経て「子どもが好き」と教師の道へ。市内の小学校で三十七年間、教壇に立った。秋の写生でイナゴを捕まえ、つくだ煮にして食べさせたり、雪の日は外で思い切り遊ばせたり。児童たちを伸び伸びと育ててきた。
 教え子との交流は今も続き、コロナ禍で暮らしが厳しくなったとの声が届く。「あったかシティさいたま」を掲げ、小規模事業者らへの支援強化やPCR検査体制の拡充などを訴える。
 趣味はバンド活動。この一年はライブが軒並み中止となり、街頭演説では思わずギターを弾いて歌い出すことも。一男一女は巣立ち、妻と二人暮らし。

◆清水勇人(しみず・はやと)さん(59) 無現<3>
 危機対応できる街に

◇市長・指定都市市長会副会長(元)県議・衆院議員秘書▽日大
 「新型コロナ対応を含めて都市を強靱(きょうじん)化し、災害など危機にしっかり対応できる街をつくり上げたい」。四期目を目指して出馬した理由の第一を力強く語る。
 自民党県議から市長に転身して三期務めた。直近の一年間は刻々と状況が変わるコロナの対応に追われたが、十二年の間に市の財政健全性や市民満足度が政令市トップクラスになったと誇る。これまでの市政運営を「九十点」と自己評価。一方で目標に掲げた待機児童ゼロなどが達成できず、積み残しの課題に挙げた。
 旧浦和、大宮、与野市が合併し、さいたま市が誕生して今年で二十年。「もっとさいたま市ブランドやシビックプライドを高めたい」と語る。力を入れた東日本の中枢都市としての整備や市立学校の教育が「売り」になる。
 趣味はスポーツ観戦やラーメン店巡り。自宅に近い見沼田んぼの散歩が最大の息抜きだ。

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