<社会編>トリチウムの「ゆるキャラ」削除

2021年5月12日 07時15分

放射性物質トリチウムをキャラクター化したチラシの一部(上)と、トリチウムをTに直した修正版(しゅうせいばん)=復興庁ホームページより

 東京電力の福島第一原発から出る放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)の「トリチウム」を、復興庁(ふっこうちょう)がPR(ピーアール)のチラシで「ゆるキャラ」のように表していましたが、削除(さくじょ)しました。「福島がかかえる現実(げんじつ)のきびしさと感覚がずれている」などと多くの批判(ひはん)が出たからです。
 この物質をしめす「T」のマークに直し、4月22日からホームページであらためて公開しました。
 第一原発では10年前に起きた事故(じこ)のため、体に有害な放射性物質をふくむ水がふえ、特別な機械できれいにしています。しかしトリチウムは取りのぞけないため、大量のタンクにたまっていて政府(せいふ)は海に流すことを決めました。
 チラシは「トリチウムは水素(すいそ)のなかま。身の回りにたくさんある」「健康へのえいきょうは心配ない」という内容(ないよう)です。平沢勝栄(ひらさわかつえい)復興大臣は「不快(ふかい)に思う方がいる形で情報(じょうほう)発信し、心からおわびしたい」とあやまりました。

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