アトランタのアジア系女性ら射殺事件、地元検察がヘイトクライム適用と死刑求める

2021年5月12日 10時16分

3月16日、米南部ジョージア州で、多数の死傷者が出た銃撃事件の現場=AP

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米南部ジョージア州アトランタ市と近郊でアジア系女性6人を含む8人が死亡した銃撃事件で、地元大陪審は11日、市内で犠牲となったアジア系女性4人への殺人罪などで白人のロバート・ロング容疑者(22)を起訴した。検察は同日、被告へのヘイトクライム(憎悪犯罪)の適用と死刑を求める方針を示した。

起訴されたロバート・ロング被告=3月16日(クリスプ郡提供、AP)

 ロング被告は逮捕直後の調べに「性依存症を抱えていた」との趣旨を供述。人種的動機を否定していたが、検察は犯行が人種や国籍、性別に基づくものだったと判断した。米メディアによると、同州では起訴された罪で有罪になれば、陪審員が憎悪犯罪の適用の可否を検討する。
 事件は3月16日、アトランタ市内の向かい合うマッサージ店2店舗で発生し、4人が死亡。被告はこの約1時間前にも同市近郊のマッサージ店で別の4人を射殺したとされる。近郊の事件については、今回とは別の司法当局が判断する。
 事件は、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに急増するアジア系への差別や憎悪犯罪が大きく注目される契機となった。

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