駅員ら8人がコロナ感染、クラスター疑惑もJR東日本は公表せず PCR検査受けた後も通常業務

2021年5月12日 22時39分
4月後半に駅員ら8人の新型コロナウイルス感染が判明したJR勝田駅=ひたちなか市で

4月後半に駅員ら8人の新型コロナウイルス感染が判明したJR勝田駅=ひたちなか市で

 JR常磐線勝田駅(茨城県ひたちなか市)で4月、駅員ら8人が新型コロナウイルスに感染しクラスター(感染者集団)が疑われる状況だったにもかかわらず、JR東日本が公表していなかったことが分かった。うち5人は利用客と接する改札や精算などの業務に当たっていた。
 JR東日本輸送サービス労働組合水戸地方本部によると、4月15~22日に駅勤務の社員8人の感染が判明。うち3人は駅内で、JR東京総合病院(渋谷区)によるPCR検査を受け、結果が出るまで通常業務に従事していた。
 JR東水戸支社広報室は取材に、複数の感染者が出ていた事実を認め「マスクや窓口のビニールシートなど感染対策を徹底しており、保健所とも相談の上、お客さまへの影響はないと判断した」と説明。一方、労組からは「利用客が増える大型連休直前だから公表しなかったのではないか」との声が出ている。
 水戸支社管内では4月下旬から5月にかけ、運転士や車掌が所属する「いわき運輸区」(福島県いわき市)で6人、「水戸運輸区」(水戸市)で1人の感染が判明したが、JR東はこれらも公表していない。(宮尾幹成)

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